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青春の忘れ物
今日は高校時代よく「ギャグ漫画日和」について熱く語り合った友が東京から帰郷したということで、高校時代よく「いちご100%」について熱く語り合った友、そして今現在「To LOVEる」について熱く語り合う友の2人も合流し、それはそれはオブラートに包んで言うと、「親友と書いて変態とよむ」人たちが集まったわけです。


男4人のトークの内容はグータンヌーボーとはほど遠く、2秒に1回「ピー」という音が入るレベルで周囲の人が「え?ポケベル?今あえてのポケベル?」とか新しいブームが間違えて生まれそうな勢いだったので終始ひやひやしながらピーピーでした。もうピーピー過ぎてピーとかピーとかいろんなピーがピーしてピーだったので、この話はピーすることにします。



帰郷した友、ピーピーの友、が無事帰宅してね、いつもの友とタクシー拾って帰ってね、先に彼が降りて僕1人になったタクシーで運転手のおっちゃん略して運ちゃんが言うわけですよ、「若いっていいね」、いい言葉じゃないですか、今僕らは若いですけどもちろん運ちゃんも僕らと同じ若い時代があったわけで、それを謳歌したわけですよ。それらを振り返って、僕らを見て思い出して、そう言ってくれたということは、僕らが楽しんでいたということじゃないかなと。闇とか不幸とかそんないろんなもんひとりひとりが抱えながらも、こういう馬鹿な、くだらない、しょーもないピーな話をできる友がいるから、こんな時代を生きていけるわけですよ。友達って大事、とかって簡単に言いたくはないですが、本当にそうだと思うわけですね、心つながる友に感謝しなくちゃな、なんてね。

そんなことを思いながらも心よりも血のほうがつながっちゃってる姉ちゃんにメールで「アイス買ってこい」と半ば脅迫で頼まれたハーゲンダッツを買うために近くのコンビニで降ろしてもらうように運ちゃんに頼んだわけです。運ちゃんはこう言いました。「忘れ物ないよーにね。」なんかこの言葉もすごく響いてね、深いなぁなんて思ったんですよ。もしかしたら運ちゃんは青春に忘れ物があったのかも、けどそれもまた人生、僕たちみたいな若者にこうして言うことで、運ちゃんのそれはきっと意味があったんだよ、そうしてくれて僕は感謝するよ。そんな風に思って思わず流れそうになった僕のティアーズをぐっと堪えながらお金を払ってね、一言「ありがとう。」と言って降りて笑顔の運ちゃんを見送った後にコンビニに入って気がついたんですね。





本日返却日のAVが入った鞄を忘れたことに。




タクシーは憎らしいほどのスピードで去っていく。

僕らの青春も然り。





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by orange-answer | 2010-11-22 01:11 | complete


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